『home sweet home』
の感想を、1曲ずつ。
hshジャケット

1.harvest moon
前作の『pilgrim』の1曲目に収録された「harvest moon theme」のサビまでの部分が日本語詞版になって(サビは英語)、メロディーもハッキリとしたBメロとかがある。
あとテンポが若干速くて、個人的には断然こっちの方が好き。ライブ会場で合計約200名のお客さんの声でレコーディングしたコーラスも。
1番だけの短い曲やけどアルバムの導入、オープニングに相応しい、独特な雰囲気のある曲です。

2.歓びの歌
確か記憶が正しければ初めてチャッツワースでライブをしたときに、「いつも東京でばっかり新曲をやってるから、出来たばかりの曲を関西で初めて歌おうと思います」と言って歌った曲。
そのときからいい感じの歌やと思ってて今回できあがった音源を聴いた個人的なイメージでは、前作の「blue moon skyline」みたいな、かっちり完成された楽曲というイメージで、歌詞の内容にすごく勇気づけられる歌です。“大丈夫”という言葉のもつ力と、その響きからくる安心感、、。

3.home sweet home
今回のアルバム表題曲。声を張って力強く歌うのではなく、ささやくような力の抜けたゆるい歌い方が曲の雰囲気とイメージにぴったり合ってる!これは山田さんも意識してそう歌ってると思う。
暗闇に目が慣れてだんだん見えてきた山の稜線とほのかに揺れる窓の灯に向かって家路を辿る、まさにこのCDジャケットのような風景と、家路を歩き、疲れ果てたその主人公の姿が思い浮かぶ。

4.クレールとノアール
全10曲の中で唯一ライブでもweb上でも今まで一度も聴いたことがなかった曲で、5/1京都のSOLE CAFEで初めて聴きました。
個人的な印象として、カントリーチックなハネたリズムと歌詞のイメージからか、なぜか西部劇が思い浮かぶ。
派手な曲ではないけど小気味のいいリズムとメロディーが頭に残る、可愛いらしい歌。

5.milk moon canyon
歌詞を英語で書いて、それを日本語にするよりもそのままのほうが良いニュアンスで伝わるということで、全編英語詞で収録された歌。数年前にある期間Myspaceにデモ音源がアップされてて、そのときに何回も聴いたんでサビだけは覚えてて、CDを聴いたら、聴き覚えのあるメロディーにすぐに記憶が蘇りました。
サビの歌詞の英語特有の響きがとにかくカッコよく、気持ちのいい曲。

6.glenville
聴いてまず思うのが、歌い方が3曲目の「home sweet home」と同じく、優しくささやくように歌われてます。
ゆったりした曲調からそう思うだけかも知れませんが、個人的にはこの2曲の歌い方に前作の『pilgrim』との違いがあり、“家路”をテーマにしたこのアルバムを象徴する点やと思ってます。静かな感動を誘う、まさに心に染み入るような歌。

7.hanalee
文句ナシの名曲、、、来年度からの音楽の教科書に載せるべき!
それか、NHK「みんなのうた」で流すべき!
06年の9月に人生で初めて行った大阪でのライブでこの歌を初めて聴いたときから、自分の中でこの歌には童謡とか絵本に通ずるところがある。まぁ元々この曲は、日本では童謡として歌われてる「パフ」の中に出てくる“魔法の竜の住む架空の島ハナリー”を題材にして書かれた曲だからかも知れません。
聴いてると幸せな気分になる、不思議な雰囲気のある歌。

8.星降る街
ピアノのアレンジが印象的な至極のバラード。ただ正直、どっぷりとバラード一直線な曲はもともとあまり好きではないので、実はこの曲も今のところその例に漏れず、、
とはいえ、それでも壮大で感動的なサビとロマンチックな歌詞は胸を打つところであり、今はそうでもなくても何度か聴いてるうちに好きな歌になってくると思います。

9.sweet home comfort
前から山田さんの未発表曲の中で一番好きな曲で、このアルバムでもやっぱりこの曲が僕は一番よかったです。
心地よく韻を踏んだラップ調のAメロと温かい歌詞が好きで、サビで合いの手的に入るコーラスがまた良い味を出しています。
これを聴いたとき、この曲を山田さんがMステで歌う姿が思い浮かびました。笑
それくらい、世間的に売れてもおかしくない曲やと思いましたが、最近は山田さんにはあんまり売れて欲しくないという気持ちが強くなってきてます。

10.距離を越えてゆく言葉
このアルバムの中でも多分、hanaleeと並んで一番古くから歌われてる曲で、これも自分が初めて参加したライブで歌ってたのを鮮明に覚えてます。
それを聴いたとき、「すごい曲や!次のゴメスのアルバムが楽しみや!」と思って、あれからもう3年半以上経つんですね。
いつかの関西ツアーで、ライブ会場で販売するCDRにデモ音源?が収録されたので音源は以前から手元にあって、それにさらに手が加えられパワーアップしたバージョン。バンドサウンドのアレンジが重厚になってます。そして曲の終わりをアナログな雰囲気とこの歌の印象的なフレーズで終えて、余韻を残してアルバムを締めくくります。


総括して結局、今回もやっぱり素晴らしいアルバムです!全体的にアコギの音を主体としたアレンジで、ポップな曲が多かった『pilgrim』に対して全く肌触りの違う、しっとりとした心に沁みるアルバムです。
僕は普段、音楽を聴くときは割と歌詞は聞き流して(笑)邦楽でも洋楽のような聴き方をするんですが、GOMESのときから山田さんの歌は歌詞が響きます。
最近世の中では同じような歌詞が蔓延する中、山田さんの書く詞とそれにつくメロディーは独自の世界観を持ってると思います。

ちなみに、現時点でこのアルバムの中で好きな曲BEST5は
1.sweet home comfort 
2.hanalee
3.home sweet home
4.クレールとノアール 
5.glenville 
 
です。